岸本挽物製作所


2014 12月から始めたおさんぽてん。

 

とうとう6回目。最後になります。

終わりは盛大に!と考えて準備してきたのですが正直まだ悩みます。

私自身は不完全燃焼でも構わないと思っています。

 

目標はお、さ、ん、ぽ、て、ん、で6回精一杯やることだったし結果は付いてくるものです。

私には絶大な効果と赤字をもたらし、とても勉強になり、色んな事を覚える事が出来ました。

ありがとうございます。

 

ですが、一番初めに掲げた商店街の活性化というテーマはどうだろうか。

これは清水に限らず、空き店舗、空き家問題は国をあげての悩みどころです。

それに伴った○○スクール、○○ワークショップ、あちこちでやってはいるようだけど果たしてどうなんでしょう。

「まずは自分が楽しむこと!」とか「有形財産発掘!」とか

一般市民にはピントがずれたテーマなんじゃないでしょうか。

だからって高額な予算をかけて有名人を呼んだって、面白芸人が裏営業で来てくれたって、

その時はいいかもしれないけど、実際は何にも変わることはない。

清水の商店街だって希有なわけでもなく消費税も上がり、家賃も上がり、後継者の年齢も上がりました。

 

おさんぽてんの救いだったのは初回から子供達と一緒に活動してきたことです。

商店街で走り回る子供達、作業を手伝う子供達の中には初めて商店街に来たという子もいました。

きっと何かを感じてくれたと思います。

それは参加してくれた子だけのご褒美だと思います。

 

 

普段は人がいない場所でも、マルシェやってれば賑わうとか、そんな簡単なものではなくて

魅力のある人達が出展して、演出して、それは誰かが頑張っているからです。

もっと言えば誰かが負担を追っているからです。

遠くから応援してます!とか、地元なんですよ!とか、もう要らない。

実際に来て、普段の街もちゃんと見てほしい。

 

 

これは清水の商店街だけではなくて、すぐ目の前のあなたの街の話でもあるのです。

 

 

6回やったくらいで偉そうですが、この気持ちを糧にしてラストも精一杯がんばります。

そしてやり切った後、次の何かに繋げたいと思います。

 

やっと覚えたもらった「おさんぽてん」は終わるらしいよ。

一度も行ったことが無かったね、とならないようにね。

 

 

                                              2019 11月27日 岸本真紀 しのぶ